第116回
要約
2003年6月21日
発表者 安斎公士(関東学園大学)
題名 構文指向グラフエディタ
内容
本研究は、図表処理を実現するためのグラフ処理の方法を対象とする。
グラフの編集システムには組み合わせ的方法にもとづくものと、構文指向型のものが知られている。本研究では、それらのうち、構文指向型のグラフエディタの実現方法を提案する。
本研究では文法と処理系をモジュールとするエディタを想定する。また、edNCEタイプのグラフ文法を対象とする。
はじめに、edNCEグラフ文法を格納するモジュールについて述べる。このモジュールは、edNCEグラフ文法を表現するリスト構造から成る。実際のedNCEグラフ文法を例にして、それを表現するリスト構造を、表現する方法を提案する。
次に、そのグラフ文法モジュールを参照して、構文解析をしながらグラフを編集する処理系の構想を述べる。